仕事における自分の目指すべきキャリアの描き方には重要な心得があり、その1つとして自分の好きなことを優先しないということが挙げれるでしょう。好きこそものの上手なれということわざがありますが、一方で下手の横好きということわざもあります。つまり、どれほど好きな仕事でも一向に上達しないこともあるということです。また、好きなことであるからこそ仕事にするとつまらなくなることも多く、仕事となれば納得のいかないことを行い、時には妥協も必要になります。
かといって得意なことを軸にキャリアプランを考えるのも問題で、得意とすることはある意味周囲の評価を得るものといえるでしょう。その期待に応えるために頑張るという発想では、時期にプレッシャーの重圧に押しつぶされることにもなりかねません。では、やりがいのある仕事を探せばいいのかといえばこれもまた難しいもので、やりがいのある仕事を見つけるという発想ではなかなか見つかりません。
それではどのようにして、自分のキャリアを描けばいいのでしょうか。それは、今取り組んでいる仕事に徹底して向き合うことです。その仕事が苦手なことであるならばなおのこと、いかに克服するかを工夫することで鍛えられます。また、そのように必死に取り組む中でこそ多くの発見や気付きを得ることができ、それが自分の進むべき道を指し示す道標につながっていくのです。何事も楽にできる仕事はありません。必死にもがき努力することで、いろんなことが見えてきます。
